本日はこちら「サラリーマンのままで副業1000万円」(栗林篤著)を、ちょっと書評します。
副業で1000万稼ぐってなると、かなりハードルが高い気がします。
そんな一般的なサラリーマンには手が届かなさそうな地点への到達方法が、具体的に紹介されています。
至る所に散りばめられている名作マンガのひと場面
内容に迫る前に、何と言っても本文の至る所に、名作マンガのエッセンスが散りばめられています。特にカイジの名言が散りばめられているのが印象的で、個人的には嬉しかったです・・・!
その他には、北斗の拳やガンダムなど。
著者は、自身を真面目系残念な人の代表と自負する、栗林篤さん(ハンドルネーム:優待×大家)というお方。
フリーターやニート時代を経験されているだけあり、ハイスペックな人間の書くガチガチな堅い内容ではありません。
随所に親近感溢れる言い回しがよく見られ、特にネットをよくやる人なんかは、内容にスッと入り込めます。
「副収入」より「複収入」
「副」収入ではなく「複」収入と、本書の中では記載してあります。これは複数の収入を合わせたもの、という意味で使われています。
たとえば家賃収入やブログでの広告収入などなど・・・。
1つの収入額は少なくても、複数の収入を合わせることで大きな収入を得る、というのが本書のポイントです。
「ラテマネー」で節約
本書ではまず「節約」をして、支出を減らすことが進められています。それは、収入増には時間が掛かる反面、支出を減らす節約は即効性があるからです。
その中で気になった単語「ラテマネー」。
お上品な感じ漂うこの謎の単語ですが、何気なくカフェで飲む飲み物(ラテ)のように、毎日何気なく使い、いつの間にか消えているお金の事です。
たとえば、毎日仕事中に缶コーヒー1本は買う場合もラテマネーに当てはまりますし、何気なくお菓子を買って帰る場合も当てはまるでしょう。
そういった無駄な「ラテマネー」を減らすことで、あらゆる活動資金を貯めることに繋がります。
「株主優待」と「不動産投資」で
著者の栗林さんは、会社員をしつつ、株式投資と不動産投資を行っていたそうです。本書の中では、株主優待と不動産投資について、初心者にも分かりやすいように詳しく解説されています。
とにかく、自分が汗水流してお金を稼ぐより、自分の手が離れていても自動でお金を稼ぐ仕組みを作るべきということですねぇ。
やり方は色々あるでしょうが、この株主優待と不動産投資を上手く機能させることで、「複収入」を増やしていくのです・・・!
最後に
以上、簡単ではありましたが、「サラリーマンのままで副業1000万円」を書評させて頂きました。本書を読んで感じたことは、自分と同じ目線で中身が書かれているなぁ、ということです。
リストラという憂き目に遭った事や、フリーターやニート時代を潜り抜けてきたからこその内容でした。
副業の本はたくさん他にもありますが、ここまで親近感を覚える本もなかなか無いのではないでしょうか。
著者の栗林さんも今後注目したいですね。
(著者:栗林さんのWebサイト⇒優待大家の今日も勇往邁進!)
クリックして投票や!!