メキシコではカメムシを食べ
新年早々、カメムシネタです。

メキシコではカメムシを生で食べるという、恐ろしい情報をゲットしました。
(元ネタ⇒日刊SPA! - メキシコでは常識? カメムシを食うと“トぶ”
「地元の若い男性が、カメムシを生ですごくおいしそうに食べていました。そこで自分も思い切って同じカメムシを噛んだ瞬間、無数の花が満開になったようなバラ色の気分になり、一瞬にして意識が覚醒しました」(某バックパッカー)
マジで頭おかs(略

・・・いやいや!世界には色々な食文化があるでしょうから、カメムシ食べるのも普通のはず。
日本だってイナゴ食ってるじゃねぇか。

ということで、メキシコでのカメムシ事情について調べてみました。

メキシコでは伝統的な食材

メキシコは16世紀から18世紀に独立するまで、スペインの植民地でした。
そういった時代からメキシコでは、虫料理が一般的な食材として使われていたようです。

カメムシだけでなく、蛾の幼虫からバッタまで色々。
現在でもメキシコでは珍味として、そして産地の地方では屋台で普通に提供されているそうです。

中でもカメムシは、私が調べた限りでは、基本的に生に近い形で食べるようです。
調理するとしても軽く炒るくらいで、タコスのスパイスとしてはさんで食べるとのこと。

カリカリとした食感でシナモンの香りがする・・・との話もありますが、これはカメムシの種類にもよるでしょう。
フルーティなカメムシもいれば、普通に嫌な臭いのするカメムシもいます。
メキシコのカメムシは日本のものとは違うでしょうから、臭いも違ってくるのでしょうか。

とまぁ、メキシコではカメムシも含めて、虫料理が伝統的なものだったのです。

毒性は無いのだろうか?

といっても、そもそもカメムシの臭いは、身を守るための武器です。
毒性は無いのでしょうか?

カメムシの発する臭いは「トランス-2-ヘキセナール」と呼ばれるもので、カメムシはこれをお腹から出しています。
この臭いで他の虫はもちろん、カメムシ自身も気絶・自滅するという、とんでもねぇ諸刃の剣なのは割と有名。
つまり、それなりの毒性はあるらしく、人によってはアレルギーで紅斑が出ることもあるようです。

しかしながら色々調べてみると、人間サイズの生き物に対してはカメムシが放出する程度の臭いでは、大体不快感くらいしか与えることはできないようです。

ということで、メキシコの方々も普通に食ってますし、カメムシは食べてもとりあえず大丈夫なのかもしれません。
私は絶対に食べませんが。

パクチーはどうなの?

パクチーは、日本の一般的なカメムシの臭いと似ていますが、同じ成分が多少含まれているだけで、全体的には違うようです。
セリ科の植物で薬味として使われていることを考えると、毒性もくそもありません。

それでもカメムシの臭いがするのはイヤなので、私は食べません。

「メキシコのカメムシは別!日本のはやばいんだ!」と思う方へ。

ここまで説明しておきながら、日本のカメムシは大丈夫なのか自信が無くなってきました。
これまでの人生でカメムシの恐怖に浸り過ぎた影響でしょうか。
理論上は大丈夫でも、実際どうなるかは食べるまでは分かりません。

メキシコは外国ですから、カメムシの種類ももちろん違うでしょう。
そしてカメムシを食べるという食文化が、大丈夫だという証拠になっています。

しかし日本ではカメムシを食べる習慣はありません。
メキシコのカメムシとは種類も違います。
日本のカメムシは一味も二味も違うんです。いや本当の味って意味じゃなく。

という訳でさらに調べていると、見つけてしまいました。
日本の代表的カメムシである、「クサギカメムシ」を調理して食べまくっているブログを。

⇒ざざむし様 - 【超絶閲覧注意】パクチー系代表クサギカメムシをいろいろ食べ比べてみる

ページを開いた瞬間、クサギカメムシさんの画像が飛び出してきますので注意。
そして、日本代表カメムシ「クサギカメムシ」を、様々な方法で調理して食べている様子が、面白おかしく記録されています。

揚げ、茹で、チョコを絡め、やきそばに混ぜ、フライドポテトに混ぜ・・・。
そして極めつきは、スピリタスでカメムシエキスを抽出し、ゼリーにするという・・・。

や、やばすぎる・・・。というより、凄過ぎる・・・。
カメムシ以外にも様々な生き物を食べていらっしゃるようですが、このチャレンジ精神には畏敬の念を抱くばかりです。

最後に

クサギカメムシの記事のおかげで、メキシコの話が頭からすっ飛んでしまいました。

・・・というわけで、クサギカメムシも含めて、カメムシは食べることができます。
臭い成分も基本的に体に害があるという訳では無いようです。

とはいえ、臭いものは臭いので、私は食べません。

参考URL

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