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キアヌ・リーブスは精神病んでないから!
しかし、この哀愁漂う姿には、何かを感じずにはいられない・・・・ッッッ!


実は8月に、仕事が原因で精神的に疲れてしまい、少し休んでいました。
今日は、この精神が病んでしまったお話をします。

どんな仕事やってるの?

某大手通信会社に勤めておりまして、7年目に入りました。
いやー、7年目と書くと、長く勤めてるなと感じますね。

1年目はまるまる、OJTなども含んだ研修。
2年目からが、現場作業も含んだ実業務といった感じです。

しかしながら、6年目の7月頃に、転機が訪れました。

「労働組合の役員にならないか?」

中途半端に体育会系で、Noという選択肢が無かった私は、軽はずみにも”行きます”と言ってしまったのでした。

労働組合の若者のイベントへの出席率がダントツに良かったのも、誘われるキッカケだったのでしょう。

労働組合ってどんな所なのよ?

労働者が集まり、勤めている会社に対して、賃金や労働時間の改善などについて交渉したりする組織です。
その他、平和活動やボランティア活動など、社会貢献的な取り組みも行ったりしています。

代表的な取り組みとしては、春闘でしょうか。
毎年春頃になると、ニュースでも春闘について、うるさく報道していますよね。
あれこそまさに、労働組合が会社側に対して、賃金の引き上げなど、労働条件について交渉をしている労働運動なのである!!!

とまぁ知ってるような事言ってますが、誘われた当初、私は労働組合の活動について何一つ知りませんでした。

そんな奴をいきなり役員にするなんて、今思えば異常ですね。

なにがあったのよ? 

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役員とは言っても、色々な形があります。
例えば、鳥取県だけの役員、中国地方全体をまとめる役員、西日本全体をまとめる役員・・・。

普通に考えれば、まずは小さい組織での役員となり、経験を積むってのが正規のルートでしょう。
しかし、しょっぱなから中国地方全体をまとめる役員に引きずり込まれたのでした。


最初は”はい”と答えていましたが、周囲の話を聴くところによると、激務でかなりヤバめな所らしい・・・。
実は途中から”やっぱりやめます”と、方向転換していました。

でまぁ、面談に来ますよね。労働組合の役員が。
第一波は理解してもらえた。第二派がまずかった。

強面のやくざ風なの2人連れてきやがった。

実は2人とも話したこともあるし、少し知ってはいましたが・・・。
そして、死の宣告にもとれる言葉が飛んできました。

「”はい”と言うまで、会議室から出さない。」

oh...

1時間半にもおよぶ闘いも虚しく、私は屈してしまったのでした。
痴漢の冤罪で逮捕されて、取調室で「やったんだろ!?認めれば~~」ってシチュエーションは、こんな感じなんだろうな・・・。


実際に組合業務に就いてからですが・・・。
個人的には地獄以外の何ものでもありませんでした。

毎日家に帰るのが、21時~22時でした。
定時は一応17時半と決まっていましたが、毎日残業。

ネット上では、ブラック企業について多くの記事を目にすることがあります。
それらに比べたら、まだまだ軽い方でしょう。

しかし、やりたくもない仕事を無理してやっている状況がとてつもなく耐え難かった。

やりたくもない事をやって、理不尽に怒られ、業務後に半強制で飲みに連れて行かれそこでも説教。


「――あぁ”苦行”とはこういった事を言うのか。」



それでどうなったのよ? 

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日々の苦行でストレスが溜まりまくって、寝られなくなる事が多くなりました。
特に日曜日の夜は、不安感に苛まれ、睡眠時間2時間とかそんな感じだったでしょうか。
  • 分からない事を聞いても、面倒臭そうな上司の態度。
  • その態度が気に入らないため、上司のいない時間帯(残業)に頑張る。
  • やってもやっても終わらない業務。
  • 労働組合に対して募る不信感。
今思えば、相当メンタルが荒んでいました。

今年の春が過ぎる頃から、一体何のために働いているのか分からなくなりました。
仕事が全く手に付かなくなり、考えることは組合役員を辞める事ばかり。

そこで、丁度1年経つ8月頃、ついにある行動に移りました。

心療内科へ行って診断書を取り、診断書を叩きつけたのでした。

「辞めます」という一言で辞めれる程、甘くはないと考えた上の行動でした。
役員メンバーは心底信頼していなかったので、事前に相談はしていません。


病名は「適応障害」。
先生との会話のキャッチボールもしっかりしていた事や、仕事以外では元気な事などを踏まえ、「うつ病」には該当しないとの判断だそうです。

自分自身も、本当に壊れる前に心療内科に駆け込んだつもりでした。
予約の電話をして、その日のうちに心療内科に行きました。

もしかしたら気になる方もいらっしゃるかもしれませんので、予約の電話の内容について書いておきますね。
  1. (自分)予約が取りたいのですが。 → (相手)初めてですか? → (自分)はい、はじめてです。
  2. (自分)今日って予約空いてますかね? → (相手)大丈夫ですよ。
  3. (相手)どうなさいましたか?(体調について) → (自分)なかなか眠れなくって。仕事の関係かと思います。
  4. (相手)分かりました。持ち物としては保険証と~~・・・・、それでは気を付けてお越し下さい。
昨年くらいにできたばかりの新しい心療内科だったのか、当日でもいけました。
他の大きめで長くやっている心療内科は予約が一杯で、当日に予約は入れれませんでした。

参考程度に、ご活用いただければ幸いです。

調子はどうなのよ?

診断書には「1ヵ月の療養を必要とする」という文言が書いてありました。
つまり、「仕事を1ヵ月休んで、家でじっとしてなさい。」という事です。

心療内科の先生も、労働組合での出来事も親身になって聴いて下さいました。
診断書にどういう風に書こうか、といった話も、先生との話の中で出てきましたので、自分の希望もある程度は反映させる事ができるのかもしれません。

診断書を書いてもらう為には、お金が必要です。(私の場合、7千円くらい)
しかし、組合業務の苦行から解放されるのに比べれば、安いもんです。

お薬については、漢方(1日朝夕2回)と睡眠薬を貰いました。
睡眠薬は眠れない時に飲んで下さいとの事でしたが、組合から離れたらある程度寝れるようになったので、結局飲んでいません。


そんなこんなで、1ヵ月完全に休み、会社側での勤務に戻ってます。
もともと組合業務に就く前に、会社でやっていた業務ですね。

いきなりフルタイムって訳にもいきませんので、1ヵ月間は半日の勤務を続け、現在ではフルタイムで勤務しています。
残業は基本まだダメなんですけど、解禁されてもするつもりはありません。
組合業務での残業に次ぐ残業でお腹いっぱいなので、もう残業は遠慮しときます。

体調については、良くなっています。
毎日寝れるようになりましたし、仕事に対する不安感もかなり無くなりました。

今後について

先日、組合側に「辞表」を提出しまして、無事受理されました。
いやー、人生ではじめて「辞表」なんて書いたわ!

やっとこさ、組合役員を辞める事ができた、ということです。
しかし、この出来事で自分の心境にも変化が現れました。

「この会社で働いていて、幸せになれるんだろうか。」

組合役員になる前から、実は思っていた事なんですけどね。
この出来事によって、浮き彫りになったイメージでしょうか。

近い内に会社自体を辞めるかもしれません。 


先日、大手広告代理店の電通で、若い女性社員が自殺しましたね。
長時間労働が常態化している職場など、労働組合が真に必要とされる場面は必ずあります。(自殺者が出てる時点で組合が機能しているか怪しいですが)

しかしながら、世の中には「御用組合」といって会社と裏で繋がりを持ち、社員を良い様に操る組織が存在するのも現実です。 
「組合員の生活と雇用を守る」と言っておきながら、組合員から組合費を徴収し、宴会やゴルフなどに使っているのも現実です。

個人的に今回の出来事で、労働組合に対する不信感は大きく、基本的に信用はしなくなりました。
昭和の体質で昔ながらの活動を、この今も何の疑問も持たずに続けて、本当に組合員の生活と雇用を守れるのか。

これからは組合に頼ることなく、自分の身は自分で守っていかないといけないのかもしれませんね。 


とまぁ、多くを語りました。
まだまだ言いたい事は沢山あるのですが、それはまたの機会に。


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