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カードローンでお金を借りる時、実は借りる金額によって利息の上限が変わってきます。

それは「利息制限法」と呼ばれる法律に定められています。

これからお金を借りようとしている方は、参考にして下さい。

利息制限法

利息制限法には次のように記載されています。
(利息の制限)
第一条  金銭を目的とする消費貸借における利息の契約は、その利息が次の各号に掲げる場合に応じ当該各号に定める利率により計算した金額を超えるときは、その超過部分について、無効とする。
一  元本の額が十万円未満の場合 年二割
二  元本の額が十万円以上百万円未満の場合 年一割八分
三  元本の額が百万円以上の場合 年一割五分
固ぁ~い・・・・。
まぁ法律ですから、全体的にガッチガチに固い内容ですよね。

ちなみに、年利だとか金利だとかややこしい単語がでてきます。
金利は利息の割合のことで、今回の20%とか18%とかの事をいいます。

年利は年間で掛かる利息の割合のことをいいます。

一般的に金利も年間で掛かる利息の割合を表しますので、「金利=年利」と考えて頂ければ良いです。

10万円未満・・・年利20%まで

借りた金額が10万円未満の場合、年利20%が上限になります。

この利率から1ヵ月の利息を計算する場合は以下の式を使います。

【元金(借りた金額)×年利÷365日×30日=1ヵ月の利息】

例えば、10万円を年利20%で借りたとすると、

100,000×0.2÷365×30日=1,643円
(※小数点以下切り捨て)

1ヵ月の利息が1,643円ということが分かりました。
「毎月の返済額は5,000円でいいですよ!」という返済方式の場合、5,000円のうち1,643円が利息として支払われます。
よって、実際に借金返済にあてられる金額は3,357円という事になる訳ですね。

10万円~100万円・・・年利18%まで

借りた金額が10万円以上100万円未満の場合、年利18%が上限になります。

計算方法は、上記の10万円未満と同様です。

100万円以上・・・年利15%まで

借りた金額が100万円以上の場合、年利15%が上限になります。

計算方法は、上記の10万円未満と同様です。

最後に

まとめると、
  • 10万円未満・・・年利20%まで
  • 10万円~100万円・・・年利18%まで
  • 100万円以上・・・年利15%まで
ということになります。

返済方式によって色々あるのですが、今回は毎月の返済が一定額の方式で計算してみました。
それぞれの返済方式については、別の機会にご説明いたします。

借金を背負い返済の計画を立てる場合、この辺りの知識は必要になってくるかと思います。

そしてカードローンでお金を借りる場合、金利はとても重要なポイントとなります。
金利によって利息も大きく変わってきますので、今回のような基本的な知識は身に着けておきたいものです。

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