スティーブン・キングのランゴリアーズ [DVD]
実は以前から探していた映画があったのですが、ついに先日見つけました。
それが、「ランゴリアーズ」という映画。
原作はあのスティーブン・キング。
ピエロが怖い「IT」やら、おっさんの顔が挟まっとる「シャイニング」やらで有名ですね。
ホラーだけではなく、映画ではトム・ハンクスが主演の、あの「グリーンマイル」もスティーブン・キングです。
今日はそんな「ランゴリアーズ」を紹介します。
ストーリー
アメリカはロサンゼルスの空港から物語は始まります。フライト終わりのパイロットや、自分探しの旅に出る女教師、目の見えない少女・・・・。
そして群を抜いて印象に残るのが、うるさい銀行員のおっちゃん。
個性的な登場人物達が、ボストンへと旅立つ飛行機に乗り込みます。
しかし、その飛行機の中で早速異変が起きます。
深い眠りに落ちている登場人物達が、少女の悲鳴を耳にし起き上がると、自分達以外の乗客が全員消えている・・・。ついでに操縦してるパイロットも。
それも身に着けている時計や貴金属類、そして財布等を残したまま・・・。
あまりにも不可解な失踪を遂げた他の人間達、そして何も見えない窓の外。
登場人物達は、「別の世界に来てしまった」と仮説を立て、何とかして元の世界に戻ろうとします。
しかし、それをさせまいと、恐ろしい怪物が迫っているのでした。
感想
まずこの映画、1995年のものなのですが、実は子供の頃に観た覚えがありました。1995年なのでCGもショボイんですが、それが逆に印象に残っていて、今までずっと探してしました。
いやー、タイトルがギリギリ思い出せなかったんですよね。
「マンドリラー」なのか「マンゴリラー」なのか・・・、結局「ランゴリアーズ」でした。
ホラー映画ではあるのですが、そこまでガチガチにホラーという訳でもありません。
しかし、異世界に来てしまった点、謎の存在が迫っている点は、良い感じに恐ろしい雰囲気を醸し出しています。
そんな中、自分たちがどのような状況に置かれているか推理していく点も、面白かったです。
10人程度しかいない登場人物の中で、クレイグ・トゥーミーという銀行員のおっちゃんはとても印象的です。
翌日ボストンである会議に出ないといけないと、執拗に怒鳴り散らす自己中心的なキャラクターなのですが、日本語吹き替え版で観ると圧巻の一言ですわ。
その声優さんは、Zガンダムのヤザン役をやっていらっしゃる大塚芳忠さんなのですが、すごい演技力でした。
観ててとんでもなく鬱陶しい事この上ないんですわ。
180分という長編で、途中「なにのんびりしてんだよ!!」という場面は結構ありますが、イカれた登場人物も含めて、それぞれが織り成す人間関係もあったりして、最後まで飽きずに観ることができます。
印象に残っている映画というのは、やはり名作なんですね。
最後に
ちなみにVHS版では、登場人物のニックの声優を、大塚明夫さんが担当しています。うーん、まさかこんなところでメタルギアソリッドのスネーク役に会えるとは。
(VHS版以外は別の声優です)
少し古い映画ですが、ぜひ皆さんもご覧になってください。