SoftAPはパソコンを無線ルータの様に使うことができる機能です。
(⇒参考記事)
そんなSoftAPを有効活用できるシーンを3つ、考えてみました。
ホテルのWifi環境が最悪だった時
最近のホテルは大体、無料で使えるWifi環境が整っています。
しかし、その性能はピンキリで、調子のよろしくないWifi環境に当たってしまう事もあります。
そんな時は、有線LANに自分のパソコンを接続し、SoftAPを利用して安定したWifi環境を構築しましょう。
有線LANについては、LANケーブルをパソコンに挿すだけでネットに繋がります。
Wifiと同様のネット回線を使っているでしょうから速度の保証はできませんが、どこにあるかわからないWifiルーターに接続するよりは、通信の速度は安定するでしょう。
Wifi環境しかないホテルはあまり聞いたことがありませんが、そうだった場合は諦めてホテルのWifiで我慢しましょう。
お家の無線ルーターがぶっ壊れた時
さて、続いてお家の無線ルーターがぶっ壊れた場合です。
ルーターが壊れてしまって、残った機器がONUやモデムしかない場合の対処法です。
「ルーターが無いとネットに繋げれねぇだろ!あああん!?」と思うかもしれませんが、パソコンに直接LANケーブルをぶっ挿してネット接続する方法があります。
それは「広帯域接続」という方法です。
これはOS(Windowsなど)に初期で備わっている機能になります。
最近はWifiでのネット接続が主流になったのであまり見なくなりました。
無線ルーターは、基本的にブラウザから設定画面に入ってプロバイダの情報を入れます。
しかし広帯域接続はOSの標準機能なので、ブラウザから設定するようなことはなく、インターネットのセットアップ画面でプロバイダの情報を入力します。
また、OSの種類によって広帯域接続での通信速度も変わってくるようです。(⇒参考URL)
新しいOSであるほど通信は安定しているようですが、あくまで新しいルーターが届くまでの暫定的な処置として見た方が良いかも知れません。
ちなみに、こんな小型のルーターもあります。
とりあえずひとつでも持っておけば、いざという時に役立ちそうですね。
遠いお部屋でWifiを使いたい時
最後に、遠くの部屋でWifiを使いたい場合についてです。
遠くの部屋だとどうしてもWifiの電波が届かないことがあります。
そんな時もSoftAPが大活躍します。
というのも、これまでパソコンにLANケーブルをぶっ挿して、パソコンを無線ルーター化していましたが、無線で受信して無線で送信することもできるのです。
これを利用する事によって、パソコンを無線中継器として使うことができます。
もちろんパソコンの電源を切ってしまうと、電波も届かなくなります。
パソコンを常時起動しておく訳にもいきませんので、一時的な無線中継器としてご利用ください。
・・・ちらっと思ったのですが、ノートパソコンを複数台利用して、多重SoftAPなんてできそうですね。
一体どこまで無線を伸ばせるのか興味は湧きます。
最後に
今回はSoftAPの活用シーンをご紹介しました。これ以外にも「こんな使い方もできるで!」というのがありましたら、ぜひお教えください。
また、今回は詳細な設定方法等は省きましたので、そちらは後日記事にまとめたいかと思います。