1万円とただの紙の束
私は借金を背負いたての頃、3社のカードローンを契約しました。

バンクイック、レイク・・・、そして今回のオリックス銀行です。

この3大巨頭の中で一番厄介だったのがオリックス銀行で、とにかく借金が減ってる気がしません。

今回はそんなオリックス銀行を完済するまでの、返済表とグラフをご紹介します。

オリックス銀行の返済表

オリックス銀行返済表
まずは返済表からですが、注目頂きたいのはやはり利息です。
借入れは50万円なので、同様のバンクイックと見比べてみてください。

1万円の返済に対し、バンクイックの利息は5,000~6,000円ですが、オリックス銀行は7,000円弱です。
つまり1回の返済で、借金は3,000円しか減らないのです。

さらに注目頂きたいのが借入残高ですが、1年間で12万円支払っても、5万円すら返済できていません。
途中事情があり、他カードローンと同様で再度借入れしていますが、完済までに45万円を切ることがありませんでした。
もう狂気の沙汰としか言いようがありません。恐ろしすぎる。

これがオリックス銀行の借金が減る気がしない原因だったのです。

私の場合は結局、利息で約27万円を払って完済をしました。
返済が長期化すれば、もちろんもっと膨れ上がりますので、恐ろしいものです。

オリックス銀行のグラフ

オリックス銀行グラフ
続いてオリックス銀行の返済グラフをご覧ください。
グラフで見るとより分かりやすいですね。およそ7割が利息で消えるのです。

もちろん借入残高は、非常に緩やかにしか減っていきません。

バンクイックの利率は14.6%で、オリックス銀行は16.8%です。
利率が2.2%変わるだけで、こうもヤバくなるのです。

1万円返済と残高スライドリボルビング生活の比較

オリックス銀行比較表オリックス銀行(返済比較)
さてここからは、1万円を返済し続けた場合と、残高スライドリボルビング生活の比較をしてみましょう。

私の場合は眼中にすら無かったのですが、オリックス銀行は借入残高が30万円以下になると、約定返済額が7,000円に減額されます。
1万円返済は、約定返済額が7,000円に減額された後も、1万円で返済していくのを想定しています。

まず返済表からですが、48回目の返済まではどちらとも同じ流れの返済になります。
48回目の返済から返済額が7,000円になるので、1万円返済では繰り上げ返済で毎回3,000円が元金に充てられます。
一方、残高スライドリボルビング生活では、繰り上げ返済は無しで7,000円のみを返済し続けます。

すると最終的に、1万円返済は86回目(約7年)、残高スライドリボルビング生活は112回目(約9年)で返済が終わることが分かりました。
結局どちらとも、かなりの年月が掛かってしまいます。

ですが、途中からでも3000円を繰り上げ返済するだけで、約2年も返済期間が縮まる事には注目したいですね。
オリックス銀行(借入残高比較)
これは借入れ残高を比較したものです。
緑と紫の線が分かれている箇所が、返済額が10,000円から7,000円に減額されたポイントです。

それまで通り1万円を続けて返済すると、どれだけ返済回数が減るかが、グラフだとよく分かりますね。

利息について

オリックス銀行グラフ(利息比較)
最後に利息についてです。
水色が1万円返済で、濃い青が残高スライドリボルビング生活で支払う利息になります。

残高スライドリボルビング生活では、はみ出した濃い青の分だけ多く利息を支払わなければなりません。
先程の返済比較表で計算をすると、
  • 1万円返済・・・利息 約36万円
  • 残高スライドリボルビング生活・・・利息 約42万円
となりました。

つまり繰り上げ返済を一切しない場合、利息を約6万円も多く支払う羽目になります。

たかが3,000円、されど3,000円・・・。
毎月積極的に繰り上げ完済をしていきたいですし、可能であれば初回からいくらか繰り上げをしたいところです。

最後に

オリックス銀行については、なかなか返済が厳しくなる要素が多いです。
しかし、約定返済額の最低額が30万円以下で7,000円なのは、私たちにとってはありがたい事なのかもしれません。

バンクイックやレイクは、10万円毎に返済額が減額され、10万円以下だと2,000円や3,000円で良いわけです。
それに甘えてしまって無駄な利息を払い続けるよりは、厳しいかも知れませんが7,000円を払い続ける方が良いでしょう。

これでバンクイック、レイク、オリックス銀行の三大巨頭の返済表を全て公開しました。
非常に返済が辛かったこの3つのカードローンでしたが、振り返ると色々分かることがありました。

現在返済中の方も、今一度返済表を見直し、繰り上げ返済を検討してみてはいかがでしょうか。


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