皆さんは「森メタル」というヘヴィメタルのジャンルをご存知でしょうか。
ヘヴィメタルのジャンルは多岐に渡りまくりますが、中には色々な意味で強烈な印象を残すバンドも少なくありません。
その中でもKorpiklaaniというバンドは、森の中で酒飲んでなんか騒ぐPVが「森メタル」としてウケ、多くのヘヴィメタルファンにその強烈な印象を植え付けていったのです。
Korpiklaaniってどんなバンド?
今回ご紹介するKorpiklaani(コルピクラーニ)は、1993年にフィンランドで結成されたフォークメタルバンドです。
フォークメタルというジャンルは、ヘヴィメタルに民族音楽的な要素を融合したものです。
理解するには今回ご紹介するPVを見て頂くのが一番手っ取り早いのですが、笛やヴァイオリンやアコーディオンなど、通常考えるヘヴィメタルの楽器とは違うものを取り入れているのが特徴です。
さて、このKorpiklaaniですが、「森メタル」の他にも「酒メタル」だとか「旅メタル」とか色々な呼び方をされています。
今回のPVもそうですが、酒を飲みまくったりして騒いでいるPVなのですが、まぁそういうワンパクな人達なんです。
今年の9月には3度目となる来日公演も果たし、日本でもその人気は衰えるところを知らないのです。
Korpiklaaniメンバー
- ヨンネ・ヤルヴェラ(ボーカル・ギター)
- カッレ”ケーン”サヴィヤルヴィ(ギター)
- ヤルッコ・アールトン(ベース)
- マッティ”マットソン”ヨハンソン(ドラム)
- ツォーマス・ロウナカリ(ヴァイオリン)
- サミ・ペルットゥラ(アコーディオン)
森で騒いでるPV - Wooden Pints
それでは早速、問題のPVをご覧いただきましょう。彼らを見ていると自然と元気になってくる
まず冒頭からちょっと意味不明なのですが、切り株に斧を振り下ろした後、ヴァイオリンを引いたメンバーが小屋から無表情でのっそりと現れます。そして森の中で演奏するメンバー全員が映し出されます。
このヴァイオリンを弾いている人は、ヤーッコ "ヒッタヴァイネン" レッメッティという方なのですが、終始無表情でヴァイオリンを弾くその姿はとても印象に残ります。
途中テーブルの右奥で肉を頬張っている姿と、ヴァイオリンソロは必見です。
メタルファンに密かに人気のヒッタヴァイネンさんですが、残念ながら現在はすでに脱退済みです。
そして一番気になるのが頑張って太鼓を叩いている人。
これ序盤から力入れて叩き過ぎだろー。絶対後半疲れる奴だわ。
・・・と思ってみていると、案の定終盤辺りに、肩が疲れたのか脇が締まり気味になり、叩き方が弱々しくなってます。
何事も最初から全力でいくのが、このバンドのようです・・・!
あとさきの事なんて考えちゃいけねぇ!
酒飲むときは、そのときが楽しけりゃいいんだよ!!
途中、お肉を食べ酒を飲むシーンで、メンバーがじゃれ合っている光景が微笑ましい限りです。
最後に
真面目にバカやってるというか、楽しくメタルやってる姿は、見るだけでこちらも元気になりますね。ヘヴィメタルは、このように面白い人達が多いのです。
Korpiklaaniは他にもノリノリの音楽が多いので、ぜひ聴いてみてください。
例えば「Vodka」という曲ですが、曲名はウォッカ(酒)です。どんだけ酒が好きなんだよ。