とんでもないニュースが飛び込んできました。
「日本の車運搬船に害虫のカメムシ、荷降ろし拒否」(読売新聞)
日本からニュージーランドへ車の輸出のために到着した運搬船から、「クサギカメムシ」が発見されたそうなのですが、なんとニュージーランドは荷下ろしを中断させ、そのまま帰らせたとのこと。
クサギカメムシといえば、日本で最もポピュラーなカメムシ。
私自身もクサギカメムシと数々の死闘を繰り広げてきたくらいこいつは難敵なのですが、なぜニュージーランドはカメムシの発見を理由に強制退去を命じたのでしょうか。
ニュージーランドは美しい自然を守るため、害虫の侵入に厳しい
「カメムシの一匹や二匹で何を騒いでるんだか・・・」
と、思うじゃないですか。
いやまぁ、個人的にはカメムシ一匹でも相当な大問題なんですけど。
ちょっと調べてみたのですが、ニュージーランドってのは自国の自然を守るため外来の害虫に厳しいようです。
ニュージーランドは「地球の箱庭」とも呼ばれ、小さな島国の中にたくさんの美しい自然が詰まっています。
日本で言う富士山のような存在のタラナキ山や、世界一キレイな散歩道と言われるミルフォードトラックなど、様々な観光名所があります。
・・・って検索したら出てきたので、まぁスゴイ所なんでしょう。
そんなニュージーランドの自然ですが、異なる生態系で育ってきた害虫から身を守ることがなかなか困難とのこと。
特に農産業への害虫被害が大きい様で、国全体でニュージーランドの美しい自然を守るために活動しているようです。
外国の食べ物や動植物の持ち込みも、入国の際には申告が必要なようです。
今回のクサギカメムシ事件もその活動の一環でしょう。
自国の自然を守るため、外来の害虫や動植物の侵入には厳しいのです。
カメムシを全力拒否したニュージーランド素晴らしい
今回、自動車の輸入を拒否してでもカメムシを追い出した訳ですが、大変素晴らしい対応ですね。えぇ。一匹たりとも侵入を許さないニュージーランドの対応は、カメムシハンター鳥取として感銘を受けました。
日本では既にクサギカメムシは繁殖しまくってどうしようもねぇ状況ですが、ぜひとも国をあげてカメムシ撲滅に力を入れて頂きたいですね。
とはいっても、さすがにカメムシ全滅したら生態系が狂ったりするんですかね?
ええい、かまわん!焼き払え!!
最後に
ということで、個人的にびっくりしたカメムシニュースでした。メキシコでは食ったりしてますが、やはり一般的には害虫扱いなんですね。
春を迎えると、カメムシ達も冬眠から目を覚ますでしょう。
私たちもそろそろ戦いの準備を始めないといけませんね。
参考サイト
今回記事を書くうえで、以下のサイトを参考にさせて頂きました。ありがとうございました。